「稲むらの火」とは?
実際にあった津波の話
このお話は、1854年12月24日、安政南海大地震発生の時、紀州(今の和歌山県)有田郡広村に大津波が襲来した時に、当時の庄屋であった濱口吾陵が大切な稲むら(乾燥中の稲の束)に火をつけて村人たちを導き、大勢の命を救ったという実話に基づいて作られたお話です。濱口家(詳しくはヤマサ醤油のHPをご覧ください)は、代々庄屋の家柄で、安政南海大地震発生時は第七代目でした。その当時の日記も残されているそうです。(詳しくは、広川町のHPをご覧ください)
このお話を知った小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が1897年に出版した本の中で「A Living God」の名前で発表、1937年に尋常科用小学国語読本巻十(五年生向け)に中井常蔵原作の「稲むらの火」が掲載されたそうです。
私たち人形劇団「わさび」は、東海大地震の発生が叫ばれている静岡県内で、しかも地震発生と同時に襲来する大津波の被害が想定される地区に在住する人形劇団です。ですので、地震と津波のお話は他人事ではありません。
私たちは、このお話の中に秘められた庄屋さんと村人達の信頼と人間関係に着目して、心温まる人々の絆を通して地震、津波の危険と防災対策の大切さを伝えてゆきたいと考え、人形劇団わさびの創作人形劇「稲むらの火」を完成させました。

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